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最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
予告通りお題更新です。
お題ってもしかして上から順番にやるものなんですか?
まあいいや。
臆病な恋で10のお題
1 通り過ぎたらほんのり甘い香り 2 声もかけられない
3 気がつけば頬真っ赤
4 友人に相談
5 目と鼻の先
6 自分でも分かる不器用さ
7 人込みに君だけ見えた
8 告白する勇気など私には・・・
9 溢れる切なさに眠れない
10 片思いだと思ったのに
の、3つ目を更新しました。
リンク繋ぎたかったけどやり方判んないのでやめます。
その代わり赤くしておきますね。
サイトもそろそろいじりたい
3 気がつけば頬真っ赤
刹那は駆けていた。
手には軍事用のサバイバルナイフ。致命傷がつかないように刃はないが、突き立てるだけでも十分人を殺すことはできる。
手頃な枝を見つけてそれを掴むと、彼は振りを付けて腕を自分に引き寄せた。
刹那の身体が宙を飛ぶ。
ぐるん。
がさがさと音を立て、枝の上まで身体を持っていく。
そして軍事用ブーツで固定された足元で枝を踏みしめ、次の枝に飛ぶ。後ろで空気銃が音を立てた。
刹那の足元に玉が飛んでくる。
間一髪で避け、次の枝に飛ぼうとしたところで。
――――刹那の足元の枝が折れた。
バランスを崩して地面へと落ちる。
「刹那!」
彼が意外にも顔から落ちたのを見たロックオンは、慌てて傍へ駆け寄る。
顔を上げると、額を切ったらしく結構な量の血が流れていた。
「あー、あー。もう、無茶して」
いくつかあるポケットの中からハンカチを取り出したロックオンの腕を刹那は掴んだ。
「ロックオン、まだ演習中だ」
ボタボタと血を流しながら言う刹那を呆れ顔で見、ロックオンは刹那を抱え上げた。
「ロックオン!」
「はいはい。その傷を見たらミス・スメラギも了承くれるって。とりあえず医務室行くぞー」
「おーろーせー!」
じたばたと暴れる刹那を肩に担ぎ、ロックオンは歩を進めた。
「また派手にやったわね」
刹那の傷を見たスメラギは、呆れ顔でため息を吐き、消毒液を手に持った。
「ドクターはいないんですか?」
「いま不在よ。私じゃ不満かしら?」
そう言いつつ脱脂綿にアルコールを含ませる。
「……俺はまだ戦えた」
ふいに刹那が口を挟んだ。4つの目に見つめられた刹那は憮然として眉を顰めている。
「刹那……」
「このくらいの傷はどうってことないって言ってるんだ!」
「お前、熱ないか? 顔が赤いぞ」
「聞け!」
文句を言おうと立ち上がったとき、刹那の身体はぐらりと傾いた。
宙を舞う目線に驚いたような顔で刹那はロックオンの腕の中へと倒れ込む。
「あらあら、なにか変なものにでも感染しちゃったかしら?」
「あそこら辺泥まみれでしたからねー」
呑気に会話する二人を睨みつけるように、眉を寄せた刹那だったが、くらくらと意識が薄れていく。
「俺は……っ」
「はいはい、ドクターが来るまで寝てろな」
「……っ、子供っ、扱い……っ」
文句を言おうと正面に向き直った刹那の額を、ロックオンがぺろりと舐めた。
いきなりの事に、唖然となる。
「ちょっと、感染者の傷舐めてどうするのよ。あなたまでうつっちゃうでしょ?」
「いえ、刹那が大人扱いして欲しかったみたいなので。はい、刹那。消毒すんだから大人しく寝ろー」
抱き込むように、ぽん、と背中を叩かれる。その後に「消毒済んでないわよ」とスメラギに怒られる。
「お、刹那熱上がったんじゃないか?」
「……っ、もういい!」
「何怒ってんだよ」
「いいって言ってるだろ!」
いつのまにか赤面していたらしく、ロックオンは熱が上がったかと額をくっつけてきた。
いきなり顔を近づけられ、さらに顔は赤くなる。
「じゃあ、寝るか?」
刹那の態度で心中を察したロックオンは、刹那を抱き締め、そう言った。
「それとも、添い寝が必要かな?」
「いらん!」
顔を背けて怒鳴る刹那の頬を軽く啄ばみ、ロックオンは笑みを深くした。
完全に二人の世界に行ってしまった刹那とロックオンに、スメラギは呆れ顔で嘆息した。
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やたらといちゃいちゃしてるなこいつら(笑)
スメラギさん空気だよ
このまま添い寝しちゃえーwww
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