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最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
せったん、誕生日おめでとぅぅううう!!!
いったい何歳になったんだろう(笑)
実は昨日あまり寝れなくて、スピカでも小説書く気起きなくて、むしろスピカにパソコン持って行ってなくて!
6時前にケーキ買って帰って小さく誕生日祝ってその後ダダダダと高速で小説書きました。
原稿は計画的にね!(どの口が・・・
で、そのお祝いの様子はつなビィに載せたのですが……
携帯からだと表示されませんよねぇ^^;
一応つなビィのアドレス載せておきます。
↓↓
http://bestpicture.tuna.be/
そいでものすごく平謝りしないといけないことが……
拍手がお礼絵(小説)が出ない事が!( ̄□ ̄|||)ギャアッ
いつからなってたんだ!もしかして最初から!!?
これ投下した後に直しておきます、本当にごめんなさい!!
自分で押した拍手見るの萎えるからって確認怠ってたよ!
押した後に空欄の下に堂々と「お礼絵3枚」て書いてあった……やめて、もう
まあ、気を取り直して。
刹那誕生日小説投下ですー。
最後の空欄の後は一応一人称です。
判りにくくてごめんなさい。
そこはあんまり説明したくないので説明一切しません。
各々感じたまま解釈して下さい。
ではでは続きからどうぞです。
あ、もしかしたらブログのテンプレート帰るかもしれません。
特に携帯のほう…・・・
4月5日。ロックオン・ストラトスは自室のデスクに思案顔で座っていた。2日後、つまり4月7日は最も手の掛かり、最も可愛い最年少のマイスター、刹那・F・セイエイの誕生日だ。何かしてやりたいとは思うが現在は数年後に向けた武力介入のためのシミュレーションと訓練の日々で地球に下りることができない。通販、という手もあるが、せっかくの誕生日だ。どうせなら現物を見て触って、納得した上でプレゼントを買ってやりたい。
それに、ロックオンは刹那の性格は徐々に把握したものの、未だ未開の地のように思える。当然だ。あってまだ数ヶ月の、環境も国も歳もまったく違う少年なのだから。
「ハロ~、どうしようか? 刹那の好きなものってなんだろうなー?」
ロックオン自ら相棒と呼び、戦場では補佐的立場として一緒に愛機に乗るAI端末、通称ハロを抱え上げ、呼びかける。
『刹那、ガンダム、スキ、スキ』
耳にも見える部位をパタパタと動かしながら、ハロが応える。
「だよな~。でもガンダムは買えねえよなぁ~」
悩むように眉を寄せ唸ると、しばし考え思い切ったように立ち上がった。
「よしっ、仕方ないっ!プレゼントは何が良いか訊いてくるかっ!」
物が決まれば購入方法も自ずと決まってくるはず。
時間を確認すると、丁度彼の訓練終了時刻を指していた。大体刹那は訓練が終わった後もエクシアのコックピットでマニュアルを確認している。なら今は収納庫にいるだろう。
本当はサプライズにしたかったのだけど、欲しい物が貰えられるのは嬉しいものだ。
「行くぞ、ハロ」
『了解、了解』
ポン、と跳ねたハロを抱え、ロックオンは廊下へと身を翻した。
――刹那、誕生日プレゼント、何がいい?
案の定エクシアのコックピットに小さい身体を納め、カチカチとマニュアルを必死で追う刹那を見つけ、笑顔で問いかける。
すると彼は顔を上げて数回瞬きをすると、考えるように顎に手を当てた。
そのまま、約3分。難しい顔で考え込んだまま無言で考える刹那に、ロックオンはおずおずと口を出した。
「あのな、刹那? そこまで深く考えなくて良いだぞ?」
間違っても刹那はアレが欲しい、コレが欲しいとなんでも欲しがる性格じゃない。むしろもっと物欲を出すべきだと思っているロックオンがあれこれ与え、それを困った様に受け取っているのがいつもの光景だ。
もしかして、と思ってもう一度口を開く。
「誕生日プレゼント。判るか?」
刹那の住んでいた環境では公用語が使われていなかったらしく、時折意思疎通が上手くいかない事がある。ロックオンは一音一音丁寧に言葉を繰り返した。
「……誕生日、プレゼント……」
「そう」
同じように言葉を紡いだ刹那に、少しほっとして同意をする。
もう一度考えようと眉を寄せる刹那に、ロックオンは慌ててフォローした。
「判らないことがあったら、訊いていいんだぞ? ナニが判らない?」
刹那は考えをまとめるように下を向くと、改めてロックオンを見上げた。
「“誕生日”、というのは生まれた日の事だよな?」
「ああ」
至極当然の事だが、ロックオンは丁寧に相槌を打った。
「“プレゼント”、というのは贈り物の事だよな?」
「……? ああ」
若干不思議に思ったが相槌を打つ。そこまで判っていて、何故通じない。そういう思いが頭を駆ける。
「つまり誕生日プレゼントとは、生まれた日の贈り物か?」
「ああ」
まったくもってその通りだ。しかし刹那はそこで首をかしげた。
「何故生まれた日に贈り物をするんだ?」
「え? 生まれた日を祝うんだろ?」
「生まれた日を…………、祝う?」
怪訝な顔で見上げてくる刹那を、ロックオンも疑問符を浮かべて見返した。
しかしお見合いをしていても埒が明かないので、ロックオンは今までの会話と刹那の表情から刹那の言いたい意味を考えた。
「えっと、刹那? いままで誕生日ってどうやって過ごしてた?」
刹那はしばらく考える様に眉を寄せ応えた。
「どうやってって、普通に」
「普通に、何してた?」
「食って寝て、仕事して」
「誕生日を祝われたことは?」
「聖人でもないのに祝う意味もないだろう」
合点がいった顔で、ロックオンはため息を吐いた。それなりの環境とは思っていたが、ここにも刹那の刹那である所があった。彼はロックオンの暮らしていた様な、人の温もりというか、家庭感というか、日常常識がスパーンと抜けているのだ。別にロックオンの持っている常識が世界の常識とは思わないが、誕生日を心待ちにする。歳をとる、生きているという事に喜ぶ事は常識としてもっておいて欲しい。せめて、まだ15にも満たないこんな子供には。
「よし、判った。刹那、とりあえず今年は誕生日を心待ちにしていろ」
「何故?」
「当日判る。とにかく今は7日の事を考えていろ」
こうなったら意地でも誰もが微笑めるようなプレゼントを贈ってやる。それを見る度に、生まれてきた事を喜べるような、生きていて良かったと思えるような。今はまったく思いつかないが、コレは刹那に関わる大人の義務だ。
ハロを掴んでその場を後にするロックオンは、置いてけぼりの刹那か遠く離れ、ふと思った。
(なんで、俺こんなに一生懸命なんだ?)
もやもやと胸を渦巻くもやに、とりあえず腹が立ったからだと思い直し、再度心温まる贈り物へと脳みそをフル回転させた。
刹那の部屋に行ったとき、えっらい古い冊子を数冊見つけた。
「何コレ? 紙媒体なんて珍しいな」
ミス・スメラギに渡された刹那へのデータタスクをデスクの上に置き、ベッドの上で端末を弄っていた刹那・F・セイエイが顔を上げる。
何気なく手を伸ばしてそれを改める。
そのノートのような薄い冊子の角に既に黒くなるほど手垢の後が付いていたのだ。
「ああ、それか」
懐かしそうに目を細める刹那を見て、今の行動が正しかったことを認識する。
こういう表情をしている時は“あの人”が絡んでいると見て間違いなかった。
「見ても構わないぞ。あいつの事が良く判る」
内心墓穴を掘ったと舌打ちをしながら一番端の紙束を手に取る。
そこには昔よく見ていた文字で西暦ととある月日が書かれていた。
一枚ページをめくると、綺麗に印刷された写真、……と。
「……字だけがやたら汚いだろう。表紙だけ意気込んで書いて、あとは徹夜だったらしい」
「……で、これなに?」
いい加減若干不機嫌になる。バカップルの惚気が聞きたいわけじゃない。
しかしその後の笑顔を見て、俺はため息しか出なかった。もちろん、刹那がいる手前、面と向かってはしなかったが。
「誕生日プレゼント、だそうだ」
デスクの本立ての上に崩れるように立ててある残りを手に取り、表紙を見せる。
全て日付は同じで、西暦だけが1年ずつ増えていた。
ふぅん、そういうことか。
つまりはこれは刹那のアルバムな訳だ。
刹那の過去から推察するに、アルバムなんて持っているはずがない。もちろん、誕生日パーティーなんてもってのほかだ。
「本当に馬鹿だな、あの人は」
「ああ、本当にな」
そう言いつつも愛おしそうにページを捲る。
きっともう中身も暗記するくらい見返したのだろう。
ていうか中身はほとんどイチャイチャ記録になってんだがな。
そこで俺はふと刹那を見返す。
「刹那、俺は刹那の誕生日知らないんだけど」
「え? 言ってなかったか?」
訊いてない。おそらくこの日付なのだろう。……とっくに過ぎてる。
そこでデスクに搭載されている呼び出しモニターが音を立てた。
「またミッションか」
呆れるようにため息を吐く。今日何度目になるだろう。
刹那も困ったように微笑み返すと、顔を引き締めた。
「スメラギが呼んでいる。行こう、ロックオン」
「オーライ」
俺たちはそのまま部屋を出た。仄かな温もりの欠片と小さな悔しさを残して。
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今回はちょっと満足です。
結構楽しく書けたので結果オーライ
まあ、色々と
感じて?(無茶言うな)
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