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最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
やっと書けたよ保育園パロ!
幼児~幼児~♪
昨日ほとんど寝れなくて、5時には起きてせこせこ原稿してました。
さーて、今日はスピカの日だぞ?
てな訳で保育園パロの2話目です。
この話は基本だらだらと幼稚園やニールの風景を垂れ流しにしてるだけなので書いてて心が洗われるようでした(爆
だってん、最近ホモしか書いてない…
で、ですねー。
スピカで季刊誌を出すことになったらしくて。
連載するかもです・・・(;´∀`)
どんどん自分を追い詰めている・・・。
まあ全年齢対象のオールオリジナルですが。
どんなテーマで何文字くらいですか?って訊いたら好きなように書けば良いって言われました( ̄□ ̄)アガー
一番それが書き悪いんですが・・・。
とりあえずタイトルは「僕と私の恋愛事情」かな。
最初「僕俺私の恋愛事情」がいいと言ったらするっと通りそうだったのでストップかけました。
それティーたんやーん
多分ペンネームは変えると思います。
だって神無月夕弥はぐぐったらこのサイト一発ででるからね。
あー、名前考えるの面倒だ。
まあお腹すいたんで続きからどぞー
[2] 全力ですすり泣く
「せんせい、おはようございます」
「はい、おはよー」
眠い目を擦りながら適当に答える。気だるいのはいつもの事だ。美人だが目元がきついパパから手を離され、アレルヤは既に部屋の中にいる双子の姉妹の所へと駆けて行った。
アレルヤとハレルヤの出席簿に丸を付けていると、元気すぎる声と共に頭の上にちびっこが登ってきた。
「おい、にーる。あいさつはげんきよく、だろ? なにシケた面してんだ」
そう言って力任せに頭を殴る。
おのれ、ハレルヤめ。何が挨拶は元気よく、だ。てめーが挨拶する所なんか聞いたことがねーぞ。
「ハレルヤくん。先生を呼び捨てにしちゃいけませんよ」
「なにいってんだ、アルバイトのくせに」
このガキ。好きでやってんじゃねえっつーの。てかいつも思うけど口が悪すぎだろ! お兄ちゃんのアレルヤはいい子なのに。
俺の体の上で逃げ回るハレルヤが、急に浮いた。
「何をしている」
おっそろしい声が響く。後ろを見ると、アレルヤとハレルヤのパパン、ティエリアさんがこれまた気絶しそうなほど恐ろしい顔でハレルヤをぶら下げていた。美人なので恐怖に拍車がかかる。
「ぼんくらニヒルやろうにあいさつしてやっただけだ」
口わりいなぁ! 幼稚園からコレだと将来は絶対ヤンキーになるね!
ティエリアさんは目線まで持ち上げたちびっこハレルヤをぼとりと落とし、勢いよく踏みつけた。
「ひぃっ」
思わず声が漏れる。慌てて口を押さえるとちらり、とこちらを見て地の轟くような声で一言言い放つ。
「万死」
きゅう、と伸びたハレルヤから足をどかし、そのまま放置して去っていった。
子供が子供なら親も親だな。俺は父さんにも母さんにもそんな事された記憶がないよ。怖いおとーちゃんだ。
余談になるが、ティエリアさんは男である。しかし美少女と言っても差し支えない容貌なので、書中女性に間違えられる。実際、俺はお姉さんかと思った。
しかし、この中でなんでアレルヤだけマトモに育ったんだろう……? 謎だ。
さてさて、クリス先生がやってきましたよ。ここは彼女に任せて一旦俺は職員室に行くかな。昨日夜帰っても仕事をしてたから寝過ごして今来たところなんだよ。
クリスと軽く言葉を交わし、廊下へと出る。職員室は二階なので欠伸を噛み殺しつつ階段を上がった。窓から見た風景は至って普通で、今日もいい天気になりそうだった。
「はよーございます、ニール先生」
「おはようございます、リヒティ先生」
気を抜くと逆に高校生にも見かねない彼はいつも俺に敬語を使ってくれる。
っつーか、全員に敬語なんだけどな。まあ確かにリヒティは年下なんだけど、な。でも免許なしの俺を年上扱いしてくれるいい奴だ。
でも元リーマンの俺からしたら若干敬語が軽すぎる気もするがそれも慣れた。
「眠そうッすねー。昨日夜更かしでもしたんですか?」
「まーなー。日付変わっても寝れなかったぜ」
「ははあ、なんかいいAVでもありましたか」
ちょ……っ! こいつ! 仮にもここは保育園だぞ!
まあ幼児には明らかに判らない単語だろうと判断して言ったんだろうけど。
でももうちょっと遠慮しようよ!
「ちっげーよ。昨日は刹那が泣いて離してくれなかったから仕事溜まったのを家でやってたんだよ」
内心ツッコミの嵐だったけど表面上はスルーしてそう言うと、リヒティはぽかん、とカバのように口を開けて固まった。
「ん? どうかしたか?」
「……刹那が、なんすか?」
「いや、だから泣いて離してくれなかったんだって。昼寝終わってもまだ落ち込んでたし」
そう言えば昨日は出張に行ってたんだっけ? そう言うと彼は「刹那が、泣いた」と確認するように独白した。
その後に目を輝かせて俺の肩を掴む。
「マジッすか! やっと泣いてくれたんだ!」
「? ……!?」
俺は訳が判らず腰を引いて様子を見守る。その間にもこの先生は「今日はお赤飯っすね。あ、でも俺作れねえ」とか喚いている。
「り、リヒティ先生?」
「すごいっすね、ニール先生。よく泣かせてくれました!」
「ナニガナンダカワカリマセン」
引いた声でそう言うと、リヒティは満面の笑みで説明してくれた。
「泣くって事は気を許してくれたって事っす。いっつも笑ってる方がいいって思いがちっすが、泣き顔を見せてくれない子供は緊張してるっつーか周りを警戒してるですよ。刹那は今年の春から入園したんですが、まだ泣いてなかったんですよ。本当によかった」
はあ、なんか良く判らんが奴が遠慮していた、と。
「そうかねぇ。多分俺が壁に描いた刹那大好きのエクシアを消したから泣いただけだと思うぜ?」
そう言うと、リヒティはいえいえ、と大仰に手を振って答える。
「一学期にグラハムくんにグラハムスペシャルを顔面に直撃した時もまったく泣きませんでしたからね。これはニール先生記念日ッすよ!」
記念日云々は置いといてあのグラハムスペシャルを顔面に直撃したのか……。そっちの方がインパクトが大きいぜ……。
噂をしていると廊下の端から当の本人の声が聞こえてきだす。
相変わらずこいつも俺のことを先生付けしてくれないんだよな。
そう思いながら話を中断して廊下に出る。無表情でパタパタと小走りに駆けて来る刹那を見止めて足を止めた。
「にーる! おはよう!」
「はい、おはようさん。ところで、用か?」
そう訊くと刹那は片手に丸めていた紙をばさっと広げた。
「えくしあ!」
ほう、昨日クリスの所から画用紙貰って描きなさい、と言ったのをちゃんと実行したようだ。
「ほう、うん。うまいうまい。後で花丸描いてやるな」
エクシアとフラッグとヴァーチェを描いたらしいがエクシアとヴァーチェだけやたらと気合が入っていた。……愛のベクトルか。
嬉しそうな目でこちらを見上げている刹那の顔の高さまでしゃがみ込み、画用紙を受け取る。
じっと俺の顔を見る刹那を見て、ふと俺は悪戯心で刹那の片頬をむに、と引っ張った。ちょっと強めに。
「……ふぇっ」
何が起こったか判らず呆然とした後、うるうると瞳を潤ませ、びいいい、と泣き出した。
ちょ、リヒティの嘘つき! こいつすぐ泣くぞ!
「あれー? 刹那どうしたのー?」
泣き声を聞きつけたクリスが教室から顔を覗かせる。
「にーるがぁ、つねったぁ。なにもしてないのにー」
そしてやっぱり原因の俺にくっついてべそべそ泣き喚く。
泣き疲れた後の眠った刹那を抱えて、俺は懇々とクリスに説教された。
本当に、うん、がんばろう。まだ大丈夫。
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せったんはニールにしか心を許していないんだよ!
ニールが大好きなの!
叱られるときは正座がデフォですよね。
しびれたトコロにせったんが上から落ちてくるといいよ
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