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最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
あと表紙の書き直ししないと……
レポート山ほどあるのにー(泣)
あ、レポートの合間を縫って00二期の小説書きました。
つづきからどうぞ
――いた。
約束の場所で自分を待っている人物を確認した刹那は、胸が焼け焦げるような感覚に襲われた。
片手にタバコを持ち、ライターに手を当てている男性。
一歩、また一歩と足を近づける。
その面影はまさしくあの人で、あの人と空気も一緒で。
(……違う)
刹那は頭を振った。
目の前にいる男はライル・ディランディ。刹那の目の前で散ったニール・ディランディとはまったくの別人だ。
双子であれども、人間が違えばそれは他人。ライルはニールではなく、逆にニールもライルではない。
なのに、なぜライルの面持ちはニールのそれに似ているのか。身体つきまで寸分違わずニールのありのままをそこに保っている。
(……違う!)
刹那は握っていた拳に力を込めた。
ここに来るまでに、決心したではないか。ニール――先代の、今まで刹那たちがロックオン・ストラトスと呼んでいた人物――とは別人で、なおかつ彼と同じ顔を持つ彼に会うこと。動揺を見せずに、私情も捨てて、冷静に世界の歪みを直すためだけにライルに会うことを。
いま心に宿っているのは悦びでない。
ニールは死んだんだ。見たではないか。逃げ場所も、隠れるものさえなく閃光に呑み込まれていくニールの姿を。
彼に向けていた情はもうどうしようもないのだ。たとえどこまで深く繋がった過去があろうとも、もうニールはいない。会えない、触れない、声も聞けない。
だから、だから……、
じゃり、とレンガと靴の間の石が擦れた。彼がこちらに気付く。
薄い唇を開き、彼は言った。
「あんたか、俺を呼び出したのは」
言い方まで、言葉のイントネーションまで同じ。震える唇を叱咤し、刹那は厳かに風に言葉を乗せる。
「ライル・ディランディ。カタロンの構成員だな」
ライルは驚いたように振り返り、敵意に満ちた瞳を向ける。
ざわ、と体中の産毛が粟立った。ニールにはこんな瞳は向けられたことはない。……いや、一度だけ。刹那がニールの両親が巻き込まれた自爆テロに関わったと知ったとき、彼の心の奥に住む獣は姿を見せた。しかし、その獣は牙を剥かなかった。それどころか、優しく、微笑んだ。
(ロックオンは、死んだんだ)
目を逸らせない自分の性が辛かった。
目の前の顔を見続けることが苦痛だった。
ニールの望んだ世界に。
それを叶える為だけに今、眼光を彼に向ける。
「アロウズか!」
すぐにも銃を抜きそうなライルに、胸を掻き毟ったような痛みが襲う。
ニールとライルは別人だ。
もはや暗示のように、刹那は自分に言い聞かせる。
「迎えに来た。……ライル・ディランディ、いや……ロックオン・ストラトス」
いま刹那は思う。
たとえ姿かたち、魂さえも似ていたとしても、ニールとライルは違う人間。
ニールの優しさはニールだけのものだ。
だから、だから………………。
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ライルに会う前のせっさんはかなりの覚悟があったんじゃないかと^^
これからのロク刹はすべてライルの性格にかかってます!
包容力、あってほしいなぁ
でないとせっさんが可愛そうだ
まあ同じ性格でも辛いものがあるけど
会話の流れはかなり端折ってます。多少セリフも変えたり。
だってそこまで覚えてないwww(おい)