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神無月 夕弥
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晴れの国在住。
最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
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2010/04/24 (Sat)



ずいぶん久々ですが、お題更新です。
せったんは一人ではニールに声を掛けることができず、悶々してると思います。
刹那は優しい子で気も遣えるんですが、どういう風に接すればいいか判らない感がたまりません。
そんな中で孤立してるんですが、兄さんは何かと刹那を構う。
周りから見れば好意の現われだって一目瞭然なんですが、刹那には伝わっていなくて。
自分も必死に「俺は特別じゃないんだ」とか言い聞かせたりとか。
なんで特別じゃないといけなんだって不安になったりとか。
でもロックオンが他の人と話してたらヤキモキしたりとか。

ニブイせったんが好きです。
自分にも他人にも。

聡いくせに馬鹿なんだ(byオーリ)

エリオットかよ(笑

あーPHもちょっと書きたかったり。
イラストはアレ無理だよね。
世界観が……装飾物多すぎだし……




ではつづきからどうぞ♪





 

臆病な恋で10のお題

1 通り過ぎたらほんのり甘い香り
2 声もかけられない
3 気がつけば頬真っ赤
4 友人に相談
5 目と鼻の先
6 自分でも分かる不器用さ
7 人込みに君だけ見えた
8 告白する勇気など私には・・・
9 溢れる切なさに眠れない
10 片思いだと思ったのに


二番です。



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2  声もかけられない

 

 


ロックオンは、誰にでも優しい。
刹那は彼を見ながら思う。
ロックオンは、人気者だ。
どこにいってもそうなんだろう、と横目で見ながら考えた。
だから、特別なわけじゃない。
小さな痛みが胸に宿る。
ぎゅ、とシャツを握り、目を伏せると、女性陣と団欒をしている彼、ロックオン・ストラトスへと目を向けた。
何を話しているのかは聞こえない。しかし、笑顔を向けあう仲間達に、刹那は自分の周りの壁を感じた。
「なになに? 何話してるんすか~?」
 陽気な雰囲気を撒き散らしながら、リヒティンダールが話に混じる。そして控えめながらもアレルヤも。
 うらやましい、と一瞬思い、首を振る。
 自分は戦争根絶のためにここにいるんだ。馴れ合いをするためじゃない。
 そう言い聞かせるように、胸を押さえる。でも、ロックオンの笑顔だけが、すごく気になった。
 きっと、みんなと話している時は楽しいんだろう。戦いの合間の数少ない息抜きかもしれない。
 リヒティも、クリスも、スメラギも、アレルヤも、ラッセも、イアンも。
 でも

 自分は?

 上記に上げた人物と違い、自分は間違っても人当たりが良いとは言われないだろう。
 なら、一緒にいるのはきっと辛いはず。
 なら、声を掛けても迷惑になるだけ。
 (声を掛けるなんて、用件もないのに)

 最近、ロックオンが笑顔を向けている人間の顔が見れなくなった。
 見ていても、泣きたくなるような気持ちになる。

 握っている手に力が篭る。
「お、どうした刹那。考え事か?」
 突然上から降りかかった声に、心臓が飛び上がる。
 なんとか平静を保って振り向くと、今までテーブルを跨いだ向こう側に見えていた笑顔がすぐ傍にあった。
「なんか、用?」
 刹那の言葉にロックオンは苦笑した。
「別に? 目に入ったから」
 そう言ってポン、と頭に軽く手を当てその場を立ち去る。

 ロックオンは、誰にでも優しい。
 どこに行っても、誰にでも。
 だから、いつも一人でいる自分に同情しているのだ。

 彼が自分に声を掛ける理由はそれくらいだ。


だから

自分は

特別じゃない。

 

 

 


 
*********

なんかすっごく短くなった;;
お題だったらこの位でいいのでしょうか?
まさか自分が……って思うことって誰でもありますよね
でもせったんに早くニールの気持ちが伝わればいいな
そして自分の気持ちにも、ね

*********

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