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晴れの国在住。
最近”腐”の道に進みつつある女子
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2017/12/15 (Fri)
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2010/05/28 (Fri)

ようやく、ようやくできました。
ギタ子さんハピバ小説!
一ヶ月半ぶり位におめでとう、です。

えっと、

刹ティエ です。

はい。刹那が攻めです。
私的にはひっじょーに珍しいと思います。
「刹那は受けだ! それ以外認めない!」
って方はご遠慮下さった方がいいかもしれません。

そして。
ここで止めたのは私が書くと最後までヤっちゃうからです。
何度も言いますが、まだ、まだ! 15禁ですので。
時間の問題だとか言わないで;;
まだあがきますから。

内容としては ちょりす と ごきげんよう です。
ドラマCDネタです。
つづきからどうぞ。



 何度も訓練でこなした擬似人格。しかし練習と実践は違うと常々思い起こされる。
 しかも明るい少年、という設定なら演じた事はあるが、「ウザいキャラ」は初めてだ、と刹那・F・セイエイは遠い目をしてため息を吐いた。
「刹那、どうかした?」
 隣に座っていた沙慈・クロスロードが声を潜ませて話しかけてくる。警備対象のルイス・ハレヴィのボーイフレンドの彼は、何かと話す機会も多い。
 転入初日で一気にクラスメイトを遠巻きにした刹那に接してくる数少ない存在だ。
「なんでもないチョリッス!」
 慌てて笑顔を作り対応する。
 泥水でも壊さなかった胃が、悲鳴を上げた気がした。
「でも、顔色悪いよ? 大丈夫?」
「ノープロブレーム!」
「刹那・F・セイエイくん。今は授業中ですよ!」
 どうしても動作が大きくなる刹那に、教壇の上から激が飛ぶ。
「あ、センセー。ごめんねー?」
 本気で胃痛がする。
 笑顔を貼り付けて両手を挙げて教師に謝ると、ふざけるな、とまた怒られた。
 やりたい訳ではないのだが。

 ルイス・ハレヴィの護衛ミッションは、既に一週間が過ぎ、二週間目の半ばまで過ぎていた。
 このまま何もなければ、王留美のエージェントに引き継がれる予定だ。
 放課後、頭の中身をリセットするように水道で水を浴びる刹那の後ろに、人影が現れた。
 髪をかき上げて振り向くと、そこには最近サポートに回ったティエリア・アーデが仁王立ちで立っていた。
 何故か美少女設定なティエリアはれっきとした男だ。
 しかし今はセーラー服を身に纏い刹那の前で苦い表情をしている。
「どうした」
 周りに人がいないことを確認し、声をかける。
 彼は表情を変えずじっと睨むように刹那を観察している。
 そして数分刹那をねめつけるように足元から頭まで見回し、厳かに口を開いた。
「最近、素に戻っている時間が多い気がする。何も起きないからと油断をしているのかと思って忠告に来た」
 痛いところを突かれ、表情に険が増す。
 油断をしている。訳ではないが、このまま何も起きない事を頭の隅に置いていたのは事実だ。しかも自分の性格設定に辟易し、ゆるみが出ている事も紛れのない真実だった。
「我々の目的はルイス・ハレヴィの身の安全を護る事だ。彼女に傷のひとつもつけずにミッションが終わるのが任務完遂と言える。くだらない理由で足を引っ張らないでもらおうか」
 言い返せない刹那をしばらく凝視し、ティエリアはふう、と息を吐いた。
「自分と擬似人格の轢断に悩んでいるのは君だけではない。顔を洗ったら、とっとと隠れ家に戻って休め」
 しかし放課後のミッションは、と言葉を出そうとした瞬間、ティエリアが急に聖母のような顔で微笑んだ。
 急な事で心臓が飛び上がる。
「あらあら、刹那さん。頭からびしょ濡れではありませんか。そんな事では風邪をひいてしまいますわ」
 言葉遣いで人の気配がした事にようやく気付いた。
 ティエリアがポケットから花柄のハンカチを取り出し、刹那の頬に当てる。
 どきり、と胸が高鳴った。
 改めて見てみれば、彼の容姿に目を奪われた。
 さらりと流れる肩口までの絹のような髪。長い睫を隠すように程よく顔を隠す眼鏡。
 美少女設定にするために生まれてきたような顔で微笑まれ、刹那の心拍数が上がってゆく。
(……なんだ、これは)
 微笑んだまま、ティエリアが首をかしげる。ぼうっと彼の顔を見詰める刹那に、ティエリアは本心から戸惑った。
(何をしている、刹那・F・セイエイ)
 掛け声と共に、規則正しい足音が聞こえてくる。どうやらどこかの部活でのランニングらしい。
「刹……」
再三警告の意味も込めて彼の名を呼ぼうとしたところで、ティエリアの身体が強く引き寄せられた。
そのまま、異論を唱える間もなく彼の腕の中へと身体を躍らせる。
抱き締められた、と気付くまでにしばらく思考が停止しそうになった。
ティエリアの方が身長が高いので、彼の肩に顔を埋めるように頬を摺り寄せてくる。
怒りではなく、全身の血が沸騰するかと思った。
言葉が出ない。その内にも足音はどんどん近づいてくる。
「刹那……さん?」
「ティエリア……」
ぞくり、と背筋に何かが走る。雰囲気に呑まれたのか、戸惑ったように彼を抱き締め返した。
そ、と刹那の手がティエリアの頬に添えられる。
瞳を見ると、すぐに彼の欲しいものが判った。
潤んだ瞳と儚げなその表情は、16歳という年齢以上の艶やかさを備えている。
そっと唇を近づける。あと数センチ、と言う所で、ランニングをしていた学生が現れた。
空気がびしりと固まる。
マイナスの方面ではあるが有名な刹那。
美少女という名目で注目されているティエリア。
このふたりの事をやはり学生達には知れ渡っていたらしい。
おそらく野球部員の彼らは一瞬「なんでこの二人が!?」という表情になり、気まずそうに顔を見合わせ、「失礼しました!」と大合唱の後全速力で逃げていった。
第三者が介入した事で刹那とティエリアの脳みそも正常に戻っていく。
慌てた様子で刹那がティエリアを離した。
「……すまない」
 ばつが悪そうに目線を逸らす。
 いつものティエリアなら、「万死!」の掛け声と共になにかが飛んでくる所だ。刹那もそれを予想してか覚悟を決めた表情になる。
 しかしティエリアは自分の状況を把握するのに手一杯だった。
「君は……」
 そう呟くと、しおらしげに目線を逸らす。
 しばらく重い沈黙が辺りを包んだ。
 数十秒にもわたる無言の後、ティエリアがぽつりと口にした。
「明日は、少し大変かもしれないな。スメラギ・李・ノリエガに助言を仰いだほうが良さそうだ」
 そう言って刹那の反応を待たずに踵を返す。
 同じガンダムマイスターのロックオン・ストラトスならなにか気の効いた事が言えそうだったが、あいにく刹那は気まずそうに目を地に向けたままだった。
「君は」
 ふとティエリアが立ち止まった。刹那が顔を上げる。
「君は、あの行為が何を為すものなのか知っているか?」
 ティエリアは、この時なぜ自分がこんな事を言ったのか理解できなかった。
「知識は、ある」
 きっぱりと言った刹那に、ティエリアの口は勝手に動いた。
「知識があった上で、まだ求めるのなら、考えてやらない事もない」
 刹那が大きく目を見開いたのが手に取るように判る。
 おそらくこの時、ティエリアは目に見える肌を真っ赤に染めていただろう。
 返事を待たずに足を速める。
 心臓が煩い。全速で走った何倍もの早速さのように感じた。
 人目のつかないところまで歩いた彼は、そっと小さく笑みを浮かべた。


 

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