第二話 バースデー３

ブログの方が今日うｐしたものでいっぱいになってきた；；
うｐしすぎるもの問題だぁ

第二話最後です。
後日談。つづきからどうぞ。
つーかみなさん『おじゃん』って判りますか？；；

～後日談～

　ジルベルトが寝込んで、誕生会はおじゃんになった。一番落ち込んだのは言うまでもなく薙刃だ。誕生会と言うイベントも楽しみにしていたが、誰かに贈り物をするということが、薙刃にとっては初めてだったらしい。

「ジ～ル～」

　今日もまた、寝転がった状態でジルベルトの裾を掴んでいる。

「本当にプレゼントいらないの？」

「いらないよ。もう貰ったからね」

「なんもあげてないよ！」

　声を荒げて床に顔をこすり付ける。

　不機嫌そうに眉を歪め、ライルの方へと顔を向ける。

「ライル！　なにあげたの!?　なんで教えてくれないの？」

　ライルは顔を紅くしてさっと目を逸らす。

さすがに、「初めてのディープ･キス」とは言えない。

薙刃はジルベルトの服を離し、匍匐(ほふく)前進(ぜんしん)でライルへ近づいていく。

今度はライルの足を掴み左右へと揺する。

「いい加減白状してよ～。足噛むよ～？」

「やめんか！　馬鹿！」

「馬鹿はライルだぁ！」

　薙刃はついに強硬手段として足に噛み付いた。ライルは振りほどこうと躍起になる。

　そんな家族の様子を、ジルベルトくすくすと笑いながら眺めていた。




《　終　》