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こんな日もあるさ
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神無月 夕弥
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職業:
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自己紹介:
晴れの国在住。
最近”腐”の道に進みつつある女子
マイペースに更新していきます。
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2008/12/24 (Wed)
や、やっとできた(;´д`)
つづきからどうぞ

 

 ガンプラのエクシアを一所懸命作る刹那は、どこをどう見てもただの小さな少年にしか見えなかった。
「ほら、刹那。これ忘れてるぞ」
「あ、ああ」
 いつもなら文句を言うだろう時も、素直に相槌を打ち、足りない部品を受け取る。
 ひとつひとつギミックを合わせていく刹那に、ロックオンは微笑ましい気持ちで見守る。
「できた!」
 丁寧に作った成果で、ひとつの狂いもなく完成されたエクシアを、刹那は大事そうに包み込んだ。
「せーつな」
 頬をぷに、とつつき、ロックオンは自分に意識を向かせる。
 まだエクシアを持ったまま不思議そうに振りむく刹那に、ロックオンは少し意地の悪い笑みを浮かべる。
「俺もクリスマスプレゼント、欲しいな」
 今更ながらに気付いたように、刹那は慌てる。確かに自分だけ貰っておいて返さないのは失礼だ。
「でも、俺何も準備してなくて……」
 皆まで言わさずロックオンは刹那の口に人差し指を当てた。
「モノじゃなくて、ね?」
 意味を考え、思いついたところで、ぼふん、と煙が出そうなくらい赤くなる。
「ちょ……お前、それは……」
 しどろもどろで後ずさりする刹那を、ロックオンはソファに押し倒した。顔を包み込むように掌を頬に当て、顔を近づける。
「刹那、俺のこと嫌い?」
「嫌いとか、嫌いじゃないとか……」
 目が逸らせずに顔の近さに息を飲む刹那に、ロックオンは鼻と鼻がくっつきそうなくらい顔を近づける。
 翡翠の両眼に捕らえられ、刹那は身動ぎすらできずにその場に固まる。
「別に最後までやろうって訳じゃないから」
 優しく微笑むロックオンに、刹那は目をこれ以上ないほど見開き今までの倍くらい赤面する。
「ちょっと、離れろ」
 手をロックオンの額に当て押し上げる。ロックオンは少し様子の違う刹那に、一瞬目を丸くし素直に上からのける。
 刹那は身体を起こすと、胸に手を当てて全身の酸素を吐き出すくらい息を吐く。
「おい、どうした? 刹那」
 手を伸ばすと乾いた音がして振り払われた。驚いたような顔の刹那に、ロックオンは訝しげに眉を寄せる。
「刹那?」
 具合でも悪くなったのかと心配そうな面持ちのロックオンに、刹那はエクシアを胸に抱いたままボソリと言った。
「……キスだけなら、いい」
 照れた自分を見られるのが恥ずかしいのか、ふてたように口を尖らす。
 ロックオンは一瞬意味が判らず唖然と口を開けたが、刹那の言葉を飲み込むと嬉しそうに笑ってもう一度刹那をソファに倒す。
「おっけー。超優しくしてやるよ」
「……いちいち押し倒すな」
 不機嫌そうに目を逸らす刹那だったが、今度は大人しくそれに従った。
「刹那、好きだ」
 そう言って顔を近づけてくるロックオンに、刹那は慌てて口を開けた。
 そこで唇を塞がれる。
 口を開けてたので、ロックオンの唇が口内に入ってくる。
 ビクンと身体を震わせロックオンにしがみつく。くちゅ、と口腔を一舐めされ、刹那は震える。
 そっと口を離すと、唾液がロックオンの口を追いかけ、糸を引く。
 刹那は口を押さえて真っ赤になった。
「く、口の……なか、まで……」
 涙目になって訴えてくる。ロックオンは言い訳のように笑うと刹那の上から離れた。
「初ちゅーだな。クリスマスに初キスって嬉しくね?」
「知るか!」
「刹那」
 また何かくるのかと一瞬身構えた刹那に、ロックオンはとても楽しそうに笑って言った。
「メリークリスマス!」
 一瞬きょとんと目を丸くし、ぶすっと口を尖らせて赤面した。
「……メリークリスマス」
 この後、刹那はロックオンに散々弄られ、同じのベッドで眠りについた。

 

 

 

メリークリスマス!
 





ツンデレ!ツンデレ!(*゜∀゜)○彡○彡
皆さん良い聖夜をお過ごしください^^

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